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静岡市|新社屋の上棟の様子(棟上げ・建前・建舞)



先日、新社屋の「上棟」の工程が無事に完了しました。

上棟(じょうとう)とは、新築住宅や新築社屋の建設に関して、柱や梁などの基礎構造が完成し、屋根の一番高い部分に棟木(むなぎ)を取り付ける作業のことです。
棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)などとも呼ばれます。

今ではほとんど見なくなりましたが、子どもの頃に上棟が終わった住宅で「餅まき」をやると聞きつけて、袋いっぱいにお餅やお菓子や小銭を拾いに行った方もいるのではないでしょうか。

今回は、当社の上棟の様子と、上棟(上棟式)について紹介していきたいと思います。




上棟の様子を撮影したのでご覧ください。
※動画を再生すると音楽が流れます。音量にご注意ください。

小雨が降る中の上棟でしたが、県内外からたくさんの大工さんが応援にかけつけてくださり、無事に工程を終えることができました。

木造の二階建て。
土台だけの時よりも柱が立って、屋根ができあがると、建物が大きく感じて圧巻です。






2階にのぼらせて頂き、貴重な建築現場も見させてもらいました。




木の香りが心地よくて、図面だけでしか見ていなかった間取りが立体として感じる瞬間に感動してしまいました。

壁がないので、ちょっと足がすくむ高さでしたが、一生に一度しかない貴重な体験をさせて頂き、ブログの中の人は大満足です。





上棟とは

上棟(じょうとう)とは、屋根の一番高い部分に棟木(むなぎ)と呼ばれる横木を取り付ける「棟木を上げる式」ということに由来しています。
棟木は古くから家のシンボルと考えられてきたからです。
棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)とも呼ばれ、家づくりの重要な工程の1つです。

建物の大きさやスタッフの人数にもよりますが、1~2日かけて行います。


上棟式とは

上棟とは、家屋の守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝し、最後まで工事の安全を祈る儀式です。
棟上げ式とも呼ばれ、施主は建築関係者に料理やお酒をふるまったり、手土産やご祝儀を渡したりするなどして、労いの気持ちを表します。

上棟式を行う場合でも最近では略式で行ったり、上棟式を行わない方も増えています。
儀式をするというよりも、集まってくれた大工さんを含めたすべての人たちに、施主が感謝を伝えたり挨拶をしたりする機会、という意味合いが強くなっています。

当社でもお祓いや地鎮祭などを行ったため、上棟式は行いませんでしたが、飲み物や食べ物を差し入れして、代表と共に職人さんたちに挨拶する貴重な機会となりました。

地域によってはその土地の文化として根強く残っていたり、やり方が異なったりする場合があります。略式での上棟式や、地域によって慣習も違うので、あらかじめ親族や建設会社に相談するのがおすすめです。

上棟式の流れ


本来は地元の神主に依頼して執り行うものですが、現場監督や棟梁が代行するケースも多くなっています。

1.祭壇清めの儀 (神主が東南西北の順番で塩をまく)
2.お祓いの儀 (神主が祭壇にてお祓い)
3.降神の儀 (神主が祭壇に向かい二拝二拍一拝してお神酒をあける)
4.四方固めの儀 (神主や施主らが建物の四角に酒・塩・米をまく)
5.散餅銭の儀 (施主が小銭や餅をまく)
6.直会の儀 (施主が挨拶して乾杯、お神酒をいただく)
8.手締めで締めくくり
7.施主から職人へご祝儀
9.引出物を配布
10.幣串納め


上棟式・略式の場合

略式では、式の前に棟梁が幣串(祈願の道具)を屋根の一番上に飾り、
上記の上棟式の「4番目以降」だけ執り行うことが多いでしょう。

上棟式の挨拶はシンプルなもので構いません。
「工事の安全」と「スタッフへのねぎらい」の2つを入れることが大切です。




上棟式に用意するもの


上棟式に必要な基本的な物をご紹介します。
地域の慣習や形式によって変わりますので、親族や建築会社と相談してください。

・お酒
お酒や銘柄に指定はありませんが、酒屋さんで「上棟式用のお酒を探している」と伝えると、おすすめを教えてくれます。大きさは「一升瓶」がいいですが、予算に合わせて無理なく選びましょう。
購入する際に、熨斗(のし)も用意してもらい、
神主を呼ぶときは「奉献」、棟梁などが代行する場合は「奉献 or 祝上棟」と書いてもらいましょう。

・棟札
神社に売られています。神主さんを呼ぶ場合は準備してくれる場合もあるので、事前に確認しましょう。

・御幣(ごへい)
幣串(へいごし)。ホームセンターや通販で売られていますが、こちらも神主さんや建築会社が準備してくれる場合があるので、事前に確認しましょう。

・洗米 ・お塩

・ご祝儀
祝儀袋は紅白または金銀の慶事用。のしは「御祝」や「祝上棟」と記入しましょう。

・引出物
赤飯などおめでたいものや、菓子折りなど。上棟式に参加してくださった方に配ります。

・食事
食事会の規模によって弁当や料理のふるまいがあります。
上棟式終了後に食事に行く場合や、お弁当を買ってきて、お昼休みに配ったりする場合もあります。

・餅またはお菓子や小銭
上棟式でまく用に用意します。お餅は紅白の丸いもの。小銭は5円や50円など。地域によって撒くものが違うので事前に確認しましょう。

・ご祝儀
ご祝儀は上棟式に参加する現場関係者の人数分必要になります。
・棟梁2~5万円
・現場監督1~3万円
・その他職人5千~2万円
が相場です。 事前に建築会社の担当者へ参加人数を確認しておきましょう。




上棟式をしない場合


上棟式には時間も費用もかかるため、近年では行わないケースが増えています。
住宅の場合は上棟式を行うケースが多いですが、建設会社さんによってもまちまちです。
また「上棟式」のほかにも、建築工事の前にする「地鎮祭」を行う慣習があるので、どちらか一方だけ行う場合もあります。

建築費用を払っているので、上棟式をしないからといって手を抜く職人さんはいませんので、無理に行う必要はないでしょう。
ただ、現場スタッフに挨拶できる貴重な機会です。
現場では基本的に10時・12時・15時に休憩の時間を設けています。上棟式を行わない場合は、吸気事件や、作業が終わった後に挨拶がてら差し入れをもっていくなど、無理のない範囲でやりましょう。

まとめ


今回は、当社の上棟の様子と、上棟(上棟式)について紹介させて頂きました。
新築工事をされている方は、ぜひ参考にしてみてください。
上棟式は人生でもなかなか体験できない貴重な機会です。
工事の安全と共に、思い出に残る行事として執り行うのもいいと思います。

「地鎮祭」についての記事もまとめてありすので、今後、新社屋、新築をご検討の方はそちらも参考にしてみてください。











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